2023年05月12日

Hi from Canada! (38)

【生徒名】Mia
【性別】女
【生年月日】2004年12月27日(やぎ座)
【出身地】非公開
【留学先】カナダ国バンクーバー
【渡航開始時期】2021年1月
【コメント】海外に留学していたお友達に憧れて不登校からのリスタート留学に挑戦!幕を開けたばかりの私の留学生活。言葉の壁や文化の違い、慣れない環境に苦戦しながらも、みなさんと一緒に1歩ずつ進んで行けたらなと思います!この日記を通して留学に興味を持っていただける人が1人でも増えたら嬉しいです。
【卒業後の進路】ランガラカレッジマネジメント学部マネジメント学科へ進学



12 May 2023

みなさん、こんにちは!
今回は留学振り返り日記第3弾、お友達作り編について書きたいと思います。

私がカナダに渡った2021年の1月はコロナウイルスの影響で新しく来る留学生の数が非常に少なく、私を入れて30人しかいませんでした。(2022年度は約140人もの留学生がいました)

私の通っている高校は日本の高校とも姉妹校協定を組んでいるので、本来なら日本からの交換留学生や私費留学の生徒もたくさんいますが、私の来た時期は片手で数えられるほどの数しか日本人生徒がいませんでした。(ちなみに今は、約30人から40人ほどの日本人生徒がいるのではないでしょうか)

日本人が全くいないこと、留学生のほとんどがヨーロッパからの生徒だったことから学校初日はかなり不安な気持ちになったのを覚えています。

(この内容はチラッと4回目の日記に話しましたが・・・)
そんな中、教育委員会の人が紹介してくれた1人の日本人のGrade12のお姉さんが一緒にご飯を食べてくれたり話を聞いてくれて、留学当初は彼女にすごく助けてもらっていました。
そこから勇気を出して韓国人の子たちのグループに混ぜてもらったりして、みんなと英語で会話をしていたことから自分の英語力もそこでかなり伸びたと思います。

そして、夏休み期間の日本への一時帰国を経て新学期が始まり、前年度に比べ日本人の生徒がたくさん目に入るようになりました。

しばらくして、1人の日本人の女の子から話しかけられたことをきっかけに、日本人の女の子たちが私たちのランチグループに参加するようになりました。

いざ日本人の子たちと話してみると、英語に比べて言いたいことが全て言えるし、ホームステイのことや留学に対する話などができて、いつの間にか日本人と話すことが私にとっての安全地帯に化してしまいました。

自分と国籍が違う生徒に対しては英語だけが唯一の会話の手段なので英語で話していましたが、日本人同士だとお互いに同じ言語を話すことから、英語で話すことがなぜか恥ずかしくて、日本人の生徒たちとはずっと日本語で会話をしていました。

だんだんと日本人の子たちと仲が深まってきた中、韓国人のお友達たちに言われた言葉があります。

「ずっと日本語で話していたら、私たちはあなたたちが何をしゃべっているのか分からないよ」

これを聞いた時、私はその子たちに対してとても申し訳ない気持ちになりました。
せっかく私が勇気を出してお友達になれたのに、日本人の子たちとの会話が楽しくなってしまい、つい周りに配慮ができなくなっていたのです。

そこから自分が、英語を喋れるようになりたいという本来の留学の目的を忘れかけていたことに気づきました。
そして私は思い切って、日本人の子たちとの近づきすぎてしまった距離を少し置いてみることにしたのです。

そこが私の留学生活のターニングポイントになったと言っても過言ではありません。

幸運なことに当時のルームメイトのうちの1人、Alessia (以前のルームメイトたちについては16回目の日記で紹介しています^^)が話を聞いてくれて、彼女が一緒にランチを食べているグループに入れてもらえることになりました。

ブラジル、チェコ、イタリアから来た生徒たちに囲まれ、日本人の子の居ないグループで、日本語を話す機会がぐんと減り、英語で会話することが楽しくなりました。

みんなとはたくさんお出かけをしたり、私たちのホームステイ先に彼女たちが遊びに来たりと、私を変えてくれたみんなとAlessiaにとても感謝をしています。

留学を始める前、私は留学をすれば自然と英語が喋れるようになり、海外のお友達もたくさんできるだろうと思っていました。

でも、これは必ずしもそうとは限らず、英語力向上もお友達作りも、自分の努力からなるものだと私は思っています。

もちろん何かの運で周りの人や環境に恵まれることもありますが、日本人の生徒とずっと一緒にいることを望めば、英語を話す機会も減りますし、自分から率先して現地の生徒や他の国からの留学生と話せば、英語を話す機会が増え、英語力も伸びていきます。

だからと言い、私も最初の頃は日本人の先輩に助けてもらったり、実際、日本人の子たちに話すことで悩みが解決したりなど日本人の生徒と関わることで良いこともありました。

ずっと日本人の子と話している時に英語を使うのは大変だと思うので、ランチを食べている間はみんなで英語で話そうなどと決まりを作ることができれば、良いのではないかなと思います。

私も最初から英語漬けの毎日を送っていたわけではありません。
最初から完璧でなくても全然良いので、一歩ずつ自分のペースで、本来の自分の留学の目標を忘れずにみなさんにも頑張ってほしいです!

それでは今回も読んでいただきありがとうございました。
また次回の日記でお会いしましょう!