2021年10月18日

「バンクーバーの公共交通機関」 #高校留学 #中学留学 #不登校留学


こんにちは、海外セクションの板橋です。
東京オフィスにて、不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学の生徒さんのお手続きなどを担当しています。

最近ではカナダ留学を希望される方からのお問い合わせが多く、「バンクーバーではどのように移動するのですか?」というご質問をいただくことがあります。
今回はそういった疑問にお答えすべく、現地スタッフや生徒さんからの情報を元に、バンクーバーの公共交通機関についてご紹介したいと思います!

バンクーバーにはバス、電車(SkyTrain)、フェリー(SeaBus)の3種類の公共交通機関が存在します。
この3つの公共交通機関はTransLink社によって運営されているので、同じ乗車券で自由に乗り換えを行う事ができます。
とても便利ですよね!!


2015年から、日本のSuicaのような電子カード運賃支払いシステムのコンパスカード(Compass Card)が導入されました。

これは生徒さんが実際に利用しているコンパスカードです。

コンパスカードには3種類あります。

①1回限りの使い捨て乗車券(白)
②Adult Card:大人用(青)
③Concession Card:13歳+年齢確認ができる顔写真付きの身分証明書を保持する14?18歳の学生+65歳以上の方用(オレンジ)
※2021年9月から12歳以下の子供は無料になったそうです。

コンパスカードの購入は駅に設置されている券売機(Adult Cardのみ販売)やTransLink社の窓口、ウェブサイト等からの購入も可能なようですが、生徒さんの多くは身近にあるドラッグストアやスーパーマーケットなどの取扱店で購入しています。
カード発行には$6かかりますが、日本へ帰国するなどでカード自体が不要になった場合には、カードを返却すれば$6が返金されます。

コンパスカードの使い方は、電車とフェリーの場合は日本の電車を利用する時と同様で、駅のホームへ出入りするところに設置してあるカードリーダーに乗車前と乗車後にカードをかざします。

乗車時は「Tap in」、そして乗車後は「Tap out」と言うそうですよ!
Tap outを忘れてしまうと、一番料金の高いゾーンの分が引かれてしまうので、現地スタッフからも生徒さんに注意しているようです。(>_

バスの場合には、乗車の際にドア近くにあるカードリーダーにかざしますが、降りる時にはカードをかざす必要はありません。

そう、Tap outは不要なんです!!
Tap outしてしまうと追加料金が掛かってしまうので(ToT)、こちらも注意ですね!

写真のように料金は3つのゾーンに分かれています。

生徒さん達が使っているコンパスカード(オレンジ色のカード)を使った場合の料金はこちらです。

Zone1(ダウンタウン、バンクーバー市内)=$2
Zone2(リッチモンド、ノースバンクーバー、バーナビー、空港など)=$3
Zone3(サーレー、コキットラム、ホワイトロックなど)=$4.05

●乗車から90分以内(West Coast Expressを利用した場合には120分以内)は、同じゾーン内で乗り放題。
●バスのみで移動の場合は、ゾーンをまたいだ移動でも全てZone1の料金。
●平日6:30PM以降の乗車、そして週末と祝日の乗車はZone1の料金。
●ゾーンをまたいだ移動をする場合には、ゾーン間の差額が加算されます。(例えばZone1→2の場合は$1が加算、Zone1→3の場合は$2.05が加算されます)
●バンクーバー国際空港駅、Sea Island Centre駅、Templeton Canada Line駅から乗車した場合には、$5が加算されます。

なお、通学でバスや電車などの交通機関をほぼ毎日利用する生徒さんは、Zoneに関係なく乗り放題の「Monthly Pass」を利用しています。
これは月ごとに定額を課金することにより、その月(1日から月末日までの区切り)は乗り放題になるのでとてもお得なようです。
コンセッション(オレンジ色のコンパスカードを使用する年齢)用のMonthly Passの料金は$57.3(21年9月時点)となっております。
カードの残金やZoneを気にしないで乗車できますし、週末のお出かけなどたまに公共の交通機関を利用する生徒さんでも、利用回数によっては乗り放題の方がお得な場合も多いようです。


カードの購入や課金方法の説明、カード紛失時の対応なども現地スタッフがお手伝いしています。
最初に公共交通機関を利用する時はドキドキすると思いますが、何度か利用するうちに生徒さん達はすぐに慣れているようです。

自分で移動できるようになると行動範囲が広くなり、留学生活も充実しているようですよ(*^▽^*)

不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学でカナダをご検討の方は、是非こちらを参考になさってくださいね!



【スタッフ紹介】
板橋茉梨乃。東京都出身の仙台育ち。東京オフィス勤務。英語を話せるようになりたくて中学生の時に留学を決意し、高校2年生で留学し、一年で戻ってくる予定だったがもう一年いたくなり、高校3年生もニュージーランドで過ごし現地校を卒業した。留学している時から映画鑑賞が趣味で、これまで600本以上の映画を鑑賞。老後はニュージーランドで映画を観ながらのんびり暮らすことが夢だとのこと。


~この記事の著者~

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