2021年01月09日

2020年度のイギリス留学を振り返って


明けましておめでとうございます。

ブリストル在住のイギリス現地スタッフの万波です。
中学生、高校生のための不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学をサポートしています。

2020年は、留学生の皆さんにとって本当に大変な時期だったと思います。
まだまだ新型コロナウィルスの影響で不便な生活が続きますが、何とかイギリス留学を継続している生徒さんの状況をお知らせしたいと思います。

イギリスは、3月末にロックダウンに入ってから学校は閉鎖されてしまったので、留学生の皆さんは残念ながら一時帰国という事になりました。

3月末のロックダウン発表のボリス首相。

オンラインでの授業は、とても早い段階で始まったので、学習が停滞するという事は避けられました。
勿論、6月から始まるはずだったGCSE(中等教育修了試験)とA-Level(大学入学資格の統一試験)は中止され、大混乱になった事は記憶にも新しいと思います。
3月末に帰国し、そのまま卒業式などもなく、一度も学校に戻れなかった生徒さんは、本当に残念だったことと思います。

長かった夏休みが終わり、9月よりまた留学生の皆さんを迎える事が出来て、本当に嬉しく思いました。

イギリスの学校の寮は、生徒達の安全を一番に考えた設備と感染症対策を早い時点で提案しており、サポートしている私達も自信を持って留学生の皆さんを迎える事が出来ました。

寮内で楽しくゲームをしている様子。

日本からの入国者は、イギリスに到着後の14日間の隔離規制を免除されているので、すぐに学校の授業に参加する事が出来ます。
14日間の隔離が必要な国からの留学生には、寮の別棟を隔離の為に用意されているので、留学生が渡航後も心配なく過ごせるようになっています。
学校によっては、寮生にPCR検査を提供してくれる学校もありました。

イギリスのボーディングスクール(全寮制の学校)は、Day studentsという自宅から通っているイギリス人の生徒も沢山います。
学校内では、Bubbleというシステムを取り入れ、違う学年の生徒とは学校内で接触する事がないようにしています。
感染の陽性者が出た場合、より早く濃厚接触者を見つけて隔離し、感染を最小限に抑えることができます。
勿論、学校外へのアクティビティなどは出来ませんでしたが、学校内では安全な環境で学校生活を送る事が出来ました。

イギリスは各学期の途中に、ハーフタームという1週間程度の中休みがあります。
例年では留学生は寮を離れ、ホストファミリー宅で過ごしたり、学校主催の旅行に参加することになるのですが、寮が休みの期間も滞在可能という配慮がとられました。

12月には、ヒースロー空港から無事に一時帰国の生徒さんを見送る事が出来ました。

ヒースロー空港出発カウンターのクリスマスツリー。

クリスマス休暇に日本へ帰国出来るかどうかが心配でしたが、コロナウィルスに感染することも無く、生徒さん達が無事に学校生活を送れた事に感謝したいと思います。
世界中が大変な時期だからこそ、寮で一緒に過ごす仲間達とも、より一層深い絆が生まれたことと思います。

大晦日のクリフトンブリッジ。

今回のコロナウィルスの発生で、イギリスのボーディングスクールの対応の速さに感謝し、感心しました。
世界中から留学生を受け入れているイギリスのボーディングスクール。
安全で快適な留学生活が継続できるように常に柔軟に対応し、密にコミュニケーションを取りながら、留学生の家族、ガーディアン達に安心と信頼を与えてくれました。

政府の試みとして、イギリスの全てのセカンダリースクールで、1月から定期的に全校生徒が抗原検査を受ける事になりました。
無症状の生徒を早い段階でみつけて隔離する事と、今までのように、濃厚接触の可能性のある生徒を全員隔離するという事がなくなるのが狙いのようです。
イギリスではワクチン接種も始まっているので、4月までには何とか普通の生活に戻れるのではないかと全国民が祈っています。

2021年も、不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学をされる中学生、高校生の皆さんが、安心してイギリス留学できるように頑張っていきたいと思います。



【スタッフ紹介】
万波千江。兵庫県出身。1995年に語学留学で渡英。現在は、イギリス人の夫、長男、次男、アルゴ(ウィペット犬)と共にブリストル郊外に在住。BBC Radio 4をこよなく愛する。英語力の上達とイギリス文化を知るにはBBC Radio 4を聴くのが一番のおすすめだとのこと。アウトドア大好き家族なので、一年を通してハイキング、サイクリング、サーフィンに出かけることが多い。


~この記事の著者~

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