2025年11月06日

NZ高校卒ベテランカウンセラー清水のコラム Vol.1


『リスタート留学とオンライン説明会』

こんにちは。東京オフィスの清水です。
中学生高校生のためのリスタート留学とスキルアップ留学のカウンセリングや手続きを担当しています。

ちなみにリスタート留学とは、成績不振・長期欠席・意欲低下でお悩みの方や、朝起きられない状態・保健室登校の状態の方が中学高校留学と現地サポートを通じて、個々の悩みや問題点を改善・克服する留学です。

今回はオンライン説明会について書きますが、今までのブログとは違った形で、私の考えも書こうと思います。
後半部分にオンライン説明会についても書いていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

~最近の留学事情~
私自身が留学していた頃から数年前まで、「海外留学」は挑戦と成長の象徴でした。
『語学を磨き、異文化を体験し、将来の進路を華やかなものにする』そういったストーリーが、少し前までは高校生の夢として定番でした。
しかし近年、その勢いは明らかに鈍っていると留学エージェントとして感じています。

では、なぜ日本の高校生は、海外へ目を向けなくなったのか。
まず純粋に、「お金の問題」が重くのしかかっています。
円安、航空券代の高騰、現地の物価上昇で、かつては「頑張ればなんとかなる」範囲だった留学費用が、いまや大きな決断を迫られる金額になりつつあります。
つまり、留学のハードルは実力ではなく、経済力に大きく左右される時代になってしまいました。

また、日本の高校生にとって最大の壁は、「受験」です。
高校3年生の1年間は、ほとんどの生徒にとって大学入試の準備期間になり、1年でも海外で過ごすことは、イコール受験からの離脱を意味するという風潮が強いと感じています。
多くの親や教師は「せっかくの努力が水の泡になる」と考え、結果、留学は「将来のため」ではなく「受験の邪魔」と見なされやすいようです。
日本の受験制度がグローバル化を後押しするどころか、国内志向を強める構造になっていることも原因の一つかと思います。

それに加え、コロナ禍以降、私たちは「リスクに対して敏感すぎる」社会になりました。
海外での感染症、治安、差別、災害、どれもが親世代にとっては不安材料になると思います。
「行かせたいけど、何かあったらどうしよう」という心理が働いてしまう親世代も多いのではないでしょうか。

更にオンラインが「留学の代わり」を担ってしまったことも、大きく影響していると思います。
コロナがもたらしたもう一つの変化は、「行かなくても学べる」時代の到来です。
Zoom英会話、海外大学のオンライン講座、メタバース留学など、日本にいながらにして、世界の教育や人と繋がる環境が整ってしまいました。
その結果、費用とリスクを考えれば、「オンラインで十分」と考える家庭が増えても不思議ではありません。
つまり、留学の代替手段が普及したことで、留学の特別感が薄れてしまったと私は感じています。

他にもたくさん原因はありますが、もう一つ見逃せないのが、価値観の変化です。
2000年代の「グローバル人材」とは、海外で学び、英語を話すことを指していました。
しかし、今の高校生世代にとってグローバルは、TikTokで世界中の同世代と繋がることでもありうるのです。
彼らがすでに持っている「世界と接続されている。行かなくても世界と関われる。」という感覚が、海外留学という手段の必然性を弱めています。

~それでも、WSOセンターから留学に行くべき理由~
留学が「贅沢」になった時代とどう向き合うかが問題になりますが、長くなってしまいますので、ここからは、「これらの理由があるのになぜ、リスタート留学をすべきか」を、留学を経験し、現在も留学中の生徒を間近で見ている私たちからの視点でお伝えします。

日本で学校や社会復帰の目途が立たず、停滞してしまう時期は誰にでもありえます。
でも、その中で「このままでは終わりたくない」「変わりたい」と少しでも思えるなら、それはすでにリスタートの第一歩です。
WSOセンターでは、そうした想いを現実の行動に変えるための環境とサポートを整えています。
ただ海外に行くのではなく、「海外で自分を再構築する」こと。
私たちのサポートは、学業のためだけではなく、「学校復帰・社会復帰のきっかけを作る再出発の場」としての留学を実現します。

多くの留学エージェントが、「高校卒業」までをサポートのゴールにしています。
しかし、WSOセンターは違います。
私たちは、「卒業のその先にある進路や人生設計まで寄り添う」ことを使命としています。

グループ会社の学習指導塾と連携し、最新の大学受験情報や学習環境を常にアップデート。
生徒が現地の生活に慣れてきたタイミングで、日本のスタッフによるオンライン進路サポートを行います。
現地での経験を「次に繋がる力」に変えることこそ、WSOセンターの留学サポートが他とは違う点です。

「留学中に何かあったらどうしよう」という親御さんの不安は、当然のものです。
WSOセンターではその不安を最小限に抑えるため、現地に複数の日本人スタッフが常駐しています。

2週間に一度、学校での対面面談を実施し、生徒と定期的に対話。
小さな変化を見逃さず、心身のサポートを行っています。
この継続的な関わりによって、学校スタッフからの信頼も厚く、現地との連携もスムーズです。
だからこそ、緊急時にも即座に安否確認や対応ができる仕組みが整っています。
親御さんが安心して送り出せる環境、それがWSOセンターが誇る「現地力」です。

どれだけテクノロジーが進化しても、人と人との関わりは画面越しでは完結しません。
オンライン上では、相手の本当の表情や温度感までは伝わらず、互いに「よく見せ合う関係」で終わってしまうこともあります。

しかし、海外でのリアルな生活は違います。
文化の違い、生活習慣の違い、言葉の壁そのすべてが「他者を理解する力」を磨く実践の場です。
ホームステイでは、家庭ごとに異なる価値観や文化と日々向き合うことで、教科書では得られない「生きた国際感覚」を体験します。

こうした経験は、単なる語学力以上に、人間力を育てます。
「人を理解し、尊重し、自分を表現する力」それはこれからの時代を生きる上で、何よりも価値のあるスキルです。

留学には、お金も時間もかかります。
けれども、今の自分を変えたいと願う人にとって、これほど確実に変化を起こせる環境はありません。
未知の文化に触れ、日々挑戦し、失敗しながらも成長していく。
そのプロセスを定期的な面談とサポートで支え、確実に前へ進めるようにするのが、WSOセンターの役割です。

私たちは、留学を「ゴール」ではなく、「リスタートの舞台」として位置づけています。
その舞台で身につけたスキルと感覚を日本に持ち帰り、次のステップへと繋げていく。
それこそが、WSOセンターの留学が提供する「本当の価値」なのです。

世界に出ることは、単なる挑戦ではありません。
「自分をもう一度、信じるための旅」です。
社会のペースに追いつけず、立ち止まってしまった時こそ、環境を変える勇気を持ってほしい。
その一歩を踏み出すあなたのそばに、WSOセンターがいます。

~オンライン説明会をやってみて~
そんなWSOセンターを多くの中高生に知ってもらうために、今回は『ニュージーランド ワンターム留学』のオンライン説明会を実施しました。


基本的にはオフィスでの対面面談をお願いしていますが、オンラインの方が気軽に参加できるご家庭もあるかと思いますので、今回はオンライン説明会を実施しました。
3日間で合計23組の方が参加してくださいました。


ワンターム留学のメリットやWSOセンターを選ぶ理由、各国の費用を比較しながら30分程度の説明をしました。
今回のブログのような濃い内容は説明していませんので、「なぜWSOセンターから留学すべきか」を知りたい方は、是非このブログを全部読んでみてください!

不登校歴の有無を問わず、WSOセンターから留学するメリットを感じ、中学生高校生のためのリスタート留学とスキルアップ留学に興味を持たれた方のお問い合わせ、お待ちしています。



清水雄太。東京生まれ東京育ち。東京オフィス勤務。高校一年生の5月からクライストチャーチ・カシミアハイスクールに3年半の留学経験あり。将来の夢はニュージーランドに移住すること。オールブラックスの大ファン。趣味で休日平日問わず体を動かし、夜な夜なゲームをするのを楽しんでいる。最近はゴルフを始め、ゴルフに夢中になっている。得意なサポートスタイルは生徒の心に寄り添うサポート。


~この記事の著者~

WSO センター