2020年08月15日

イギリスの近況


こんにちは。ブリストル在住のイギリス現地スタッフの万波です。
中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学をサポートしています。

今回はロックダウン解除からのイギリスの近況を、皆さんにお伝えしたいと思います。

3月末からのロックダウンは徐々に緩和され、7月4日からレストラン、パブ、美容室なども再開し、今ではほとんどの施設が営業を再開し始めました。
最近では、公共交通機関、スーパーマーケット、お店、博物館などの室内の施設を使用する時は、マスク着用が義務付けられましたので、みんな外出時のマスクの使用に慣れてきたように思います。
除菌ジェルステーションも普及し、駅やお店では使用しています。
イギリスに留学予定の生徒さんは、日本で自分に合ったマスクを購入し、持参するのも良いかもしれません。

お店の入り口などには、マスク着用のサインがあります。

駅の構内に設置された手の除菌ジェルステーション。

ロンドン地下鉄もマスク着用が必要です。夏休みなのになんだか閑散としています。

レストランではメニューが消えた所もあります。スマホからQRコードでメニューを各自で表示して注文します。

イギリスでは現在1日の感染者数が1,000人弱になりました。
死者の数も一桁に収まることも多くなりました。
レストランなどでは、来店者の連絡先を記入するお店も多く、感染者が出た場合の追跡が出来るようにしています。

政府の新しい試みで、8月中の月、火、水曜日は外食(テイクアウェイ・お酒を除く)がなんと半額になります。

外食を控えていた人たちもこの対策には好感触を示し、とても良い経済効果があるようです。
マクドナルドなどのファーストフードチェーンも参加しているので、思いっきりマクドナルドが食べたい若者などの利用者がたくさんいるようです。

イギリスへの渡航者に対する2週間の隔離配置が開始されましたが、7月10日より感染者数の比較的少ない日本からの渡英者に対しては適用しなくなりました。
これにより、日本からの留学生の皆さんは、学校開始2週間前に到着する必要がなくなりました。

イギリスの寄宿学校は、アメリカやスペインなどのまだ感染者数が多い、又は第二波の恐れのある国からの留学生には、8月中旬より無料で寮を解放し隔離施設として提供しています。
新学年の開始日も、今年度は柔軟に対応しています。

運悪くイギリスでコロナに感染してしまった場合は、学校内の寮をコロナ隔離専用に設定している学校もあり、感染してしまった学生には、その寮で隔離してもらうという形を取ることになるそうです。
学校には専任の看護師さんがいるので、適切な対応をしてもらえます。
もしも第二波がイギリスに到来し再度ロックダウンが必要な場合でも、留学生は寮に滞在することが出来るように計画されています。

ジョンソン首相は、パブなどの施設を再度閉鎖してでも、イギリスの子供たちが安全に学校で学習出来るようにする、と表明していますので、政府の対応に期待して、みなさんが安全に留学生活を送れるように、私も全力を尽くしたいと思っています。

中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学をされる生徒さんを、9月よりサポート出来ることを心待ちにしています。



【スタッフ紹介】
万波千江。兵庫県出身。1995年に語学留学で渡英。現在は、イギリス人の夫、長男、次男、アルゴ(ウィペット犬)と共にブリストル郊外に在住。BBC Radio 4をこよなく愛する。英語力の上達とイギリス文化を知るにはBBC Radio 4を聴くのが一番のおすすめだとのこと。アウトドア大好き家族なので、一年を通してハイキング、サイクリング、サーフィンに出かけることが多い。


~この記事の著者~

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