2022年12月12日

「おすすめの書籍」 #高校留学 #中学留学 #リスタート留学


皆さんこんにちは!
中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学とスキルアップ留学のWSOセンター・カナダスタッフの薫です。

さて今日は、中高生の皆さんに読んでもらえたら嬉しい、私のおすすめの本を紹介させてくださいね!

岩田麻央さんの「学校では教えてくれない 新しい人生をつくる教室」です。


著者の岩田さんは、アフリカで2年のボランティア生活を送った後、貧しいアフリカの人々が見せる明るい笑顔と、裕福なはずの日本人が満員電車で見せる暗い顔のギャップに違和感を覚えたそうです。

そして、岩田さんは日本社会の閉塞感から、ある時、会社に行けなくなってしまった・・・というところから始まる本です。
私はこの本を読んで思わず、「あー、自分が高校生の頃に出会っていたら助かったのにな!」と思ってしまいました。

というのも、今でこそカナダで中高生の留学のお手伝いをさせて頂いている私も、高校生の時、自分が何処にいるのか、何をしたいのか、すっかり見失ってしまって、学校でも家でも居場所がなくて、とても辛いと感じた経験があるんです。
私だけじゃなかった!と、本を読み初めてすぐに親近感が湧きました。

実は、私自身も高校生の時、ニュージーランドへ留学したのが初海外でした。

振り返ってみると、それまで、なんとなーく高校まで生きてきた私が初めて、「自分の人生を自分で歩き出した!」と思えた本当に意味のある1年間でした。
楽しいことも大変なこともありましたが、温かく見守ってくれたホストファミリーや周囲の方のサポートに、感謝してもしきれません!

ただ、私にとって予想外に辛く、心を病みかけてしまったことが一つあります。
それは、、、留学後の日本での生活でした!(ガーン。想定外・・・)

普通は長期留学の後って、日本で家族や友達に会えるとか、美味しい食事やお風呂とか色々楽しみがあると思うんです。
でも、私が日本でまず気になったのは、毎朝通学の電車で目にする死んだ目をしたおじさん達や疲れ切って寝ている人たち・・・。

ニュージーランドの、のんびりとした、そして明るい雰囲気にすっかり慣れてしまった私には、この光景は衝撃的でした。
いわゆる、逆カルチャーショックです。

実はショックだったのはそれだけではなく、日本の高校では留学先の単位が認められず、1年留年してしまったので、前からの友達はみな1年上に進級してしまいました。
新しいクラスでは、いつもグループで群れている女子たちが幼く見えてしまい、友達が上手く作れませんでした。(そんな上から目線だったらもちろん友達なんか出来ないですよね・・苦笑)
それでもどうにか溶け込もうと、周りに合わせようと無理するのがとても苦しい・・・。

家に帰ると、勉強しなさいという両親からの無言のプレッシャーを感じ、ニュージーランドで受験勉強のプレッシャーもない中で自由な生活を謳歌していた私は、それにも嫌気がさしてしまいました。

これからは無理に周りに合わせて「自分らしさ」を捨てて日本で生きていくしかないのかな・・・(涙)
学校でどう振舞ったらいいのか分からず、家も逃げ出したいくらい嫌で、ただ一人で毎日泣くことしかできなかったです。
心が病んでいる自覚もあったし、学校でも家でも自分の居場所を失っていました。
自分が置かれた状況を受け入れられなかったんですよね。

でも、、、それもこれも、だーー-いぶ前の話。
今にして思えばこんな若い時の経験も人生のスパイスです!

ただ、あの高校生の苦しかった時にこの本に出会っていたら、どんなにか助かったのになー!!!と今にして思うんです。

この本は、著者の岩田さんがご自身の経験を元に、なんとなく「人生がつまらない」という人達にむけて、これまでと違う、ワクワク楽しい人生を生きるためのやり方を、各章ごとのワークを通じて教えてくれます。
各章の章立てがとてもシンプルで文章も読みやすいので、内容も頭にスイスイ入っていく感じです。

なんとなく人生はつまらないとか、面白くないなと思ったり、常識に従って生きている、受け身で生きている、何をどうしたらいいのかわからない人も、この本を読んでもらったら、もっと楽しい、自分の人生を作るきかっけになるんじゃないかなと思いました。

中高生のみなさん、ぜひ読書リストにこの本を加えてもらえたらとっても嬉しいです。


そして留学を考えている皆さん、カナダで不登校からのリスタート留学またはスキルアップ留学を経験してみませんか?

お待ちしていますね!



【スタッフ紹介】
長尾薫。東京都出身。高校時代のニュージーランド留学以降、日本、ノルウェー、カナダなどで学生生活を送り、2005年からバンクーバー在住。海も山も両方楽しみたいアウトドア派の家族と一緒に、大人になってからスキー、SUP、野菜作りなど自然の中での遊びを楽しんでいる。二児の母。


~この記事の著者~

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