2020年09月11日

ニュージーランドの電気と水道の事情


皆さんこんにちは。
オークランドで中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学とスキルアップ留学の現地サポートスタッフをしている萩原です。
今回はニュージーランドでの暖房、シャワー、洗濯、電気の事情について、生徒さんの生活例を含めて紹介したいと思います。

日本ではリビングや各部屋にエアコンがついていて、夏になればクーラー、冬には暖房や加湿器等で部屋の温度を一定に保つことが多く見られますが、こちらでは、自然の気候にある程度は体を慣らした方が免疫は高まるという考え方もあるようです。


もちろん冬の冷え込みが激しい時は、多くの家庭で電気毛布や簡易ヒーターを使って暖房をする事が多いです。
ホームステイをしている生徒さんが希望する時は、布団を追加してもらったり、部屋にヒーターを置いて使用時間を決めたりなど、ホストと話し合うケースもあります。


ヒーターは火事の元になる危険性もあるので、必ず部屋にいる時以外は切る、夜寝る前には消す(タイマーがあるものはホストの指示に従い設定する)、という自己管理も必要になります。

話はそれますが、靴を履かずに体育を行う生徒や先生も多く見られます。
足の感覚は、直に触れることによって刺激が多く、体に良いという考えからだそうです。

私の知り合いのニュージーランド人の方は、夏は今でも仕事以外は殆ど裸足で過ごしていて、コンクリートやお店の中でも、キャンプに行った時の雑木林でも、裸足で歩いていたことに驚きました。
お子さんも一緒に裸足で犬と走り回っているのを見て、私は足の裏を怪我しないか心配になりますが、そのご家族からすると、私が川に入り石で痛がっている様子をみて、「体が不健康なのでは」と心配していました。

国によって色々な違いがあり、その環境で生まれ育った人にとってはそれがスタンダードなのですね。

このような健康思考やエコな考えは、水を大切にする、電気代が高いなどの事情にも結びついているようです。
私は、「ニュージーランド人全体がそのような思考になる傾向は何故か」という疑問を抱き、少し調べてみましたので、豆知識として発電事情について話したいと思います。

ニュージーランドでの発電割合は、広大な土地を利用した水力発電(60%)、風力発電(5%)、地熱発電(15%)で電力を賄おうとしています。
原子力発電に比べてしまうと効率は劣りますが安全でクリーンな発電を、人々がその電気を利用し快適な生活が成り立つようにバランスを考えて行う、という考えが根付いているように感じます。

水力発電はダムなどに設置し、雨が降った時に貯めた水を排出するときの力を使い発電する方法です。
雨が降らない時には化石燃料発電にも20%は頼っている状態なので、その部分をどうするかが今後の課題になるそうです。

首相が、「2035年までには全てを再生可能エネルギーにする」と計画案を発表するなど、国全体が自分達の使う電力や水に責任をもち、安全で暮らしやすい世の中にしようという努力を感じます。

技術面でニュージーランドは遅れている印象を持つ方が多いかもしれませんが、実は世界で唯一トリプルフラッシュ発電という地熱発電を利用し、効率化を高める取り組みをしている側面もあるんですよ。
その技術提供は日本の富士電機が行っていて、やはり色々な面で日本の技術力が発揮されているのだなと感じ、調べてみると楽しくなり、きりがなくなってしまいました(笑)
この辺で電力事情についての話は終わりにします。


ニュージーランドでは、異常気象の影響で今年は降水量が少ないため、家の外での水まき禁止、行った場合には罰金、という決まりが国から出されるなど水が本当に貴重な状況になりました。
その時にも、生徒さんが「国民全体で協力し合い乗り切ろう」と前向きに捉え、協力してくれている姿に嬉しくなりました。


シャワーも水を大切にしよう(日本と比べると水代も高い)という事で、ニュージーランドでは5−10分で済ませるという習慣が一般的で、ホームステイの学生もそのルール内で行っています。
体を洗っている時にはお湯を止め、流す時にお湯を出す、ということを習慣化している生徒さんも多く見られます。

洗濯では、バスケットに使用済みの服を入れておき、ホストが1週間に1度(家庭や状況によっては2度)が一般的です。
自分で希望する場合や、ホストファミリーがお手伝いとして協力してほしい場合は、自分で洗濯するケースもあります。

このように、ニュージーランドで不登校からのリスタート留学・スキルアップ留学をしている中学生・高校生の生徒さんも、水や電気がいかに大切であるかを感じながら暮らしています。



【スタッフ紹介】
萩原朋央。茨城県出身。ニュージーランド在住歴12年の愛犬家。趣味は犬と過ごすこととゴルフ。


~この記事の著者~

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