2004年10月03日

Kさんの保護者の高校留学体験談

【卒業後の進路】筑波大学第二学群日本語・日本文化学類へ進学
【出身地】岐阜県
【留学地域】ニュージーランド国ワンガヌイ地域
【留学期間】2002年7月~2004年11月

【保護者の体験談】
いち早く、東京に出かけ、お礼をしなければいけませんでしたのに、未だに伺えないでいますこと、お許し下さい。とんでもなく遅くなりましたが、この度、温かいご指導のお陰によりまして、筑波大学、日本語・日本文化学類に入学することが出来ましたことをご報告いたします。ありがとうございました。
ある日、「お腹が痛い」と言って帰ってきた娘。前日まで元気いっぱい中学校生活を楽しんでいたと思っていた子供が、突然目をうつろにして動かないでいる。何故?どうして?この現実をどう受け止めればよいのか・・・。今、冷静に考えれば、子供からの警告音も出ていましたし、一目瞭然のこととはいえ、当時は青天の霹靂で、何も考えられませんでした。人に相談するのもためらいましたが、思い切って友達に言っても、所詮親に相談したところでやはり答えは出ず、毎日が地獄のような日々でした。
そんな時、わらをもすがる思いで図書館に出かけました際、ふと手に取った一冊の本。同じような境遇の方の話が載っており、引き込まれました。家で一日中悶悶と過ごしている子供の心を、何とか晴れやかにしてやれないものかと考えていた矢先、イギリス短期留学の話があり、早速参加させていただきました。
あちらでは熱も出たようですが、とても楽しかったということでした。当時の仲間は、今でも仲良くさせていただいております。このことは本当に有難く、一歩前に進めたような気が致しました。子供が動かないでいることが、こんなにも辛く、情けないものかと・・・。
子供に期待しすぎているという感覚はなかったとはいえ、知らず知らずのうちに一番大切な子供を追い込んでいたという現実。子供自身が楽しんで行動しているものならば良いが、あれやれ!これやれ!と日々責め続けていたのではないか等など。反省すべきことばかりです。
NZ留学中は、とても素敵な方を紹介していただきました。親以上に甘え、「すぐにでも戻りたい。」と言う程の、第二の故郷となりました。親子共々、上手くリセット出来た時期でもあったのではないでしょうか。たくさんの回り道をした分、色んな経験をさせていただきました。また、かけがえのない方々との出会い、宝物を頂きました。本当にありがとうございました。私共にとって、一生涯、忘れることのできない出会いでありました。
WSOセンターの皆様、平井様始め、スタッフの辻さん、晴美さん、トーマス夫妻、色々と助けていただきました。ありがとうございました。この出会いがなければ、今頃どうなっていただろうと考えますと、ゾッとします。もう明日は来ないと思ったこともあります。良いきっかけを作ってくださり、何と御礼を申し上げれば良いのでしょう。ただただ平凡ではありますが、“ありがとうございます”の一言につきます。
とりあえず、WSOを卒業という形にはなりますが、今後共、どうぞ宜しくお願い致します。WSOの皆様の更なる御発展、御健勝を心より御祈り申し上げます。近く東京に伺いますことをお約束いたしまして・・・。