2025年05月02日
病院同行サポート
皆さんこんにちは!
ニュージーランド・オークランドの現地スタッフの稲葉です。
私はここオークランドで、不登校からのリスタート留学、スキルアップ留学をする生徒さんたちのサポートをしています。
今回は、生徒さんの病院同行についてお伝えします。
慣れない環境の中で体調不良に陥ってしまった場合、自力で病院に辿り着くのが大変ですし、英語で医師に症状を伝えるのもなかなか難しいですよね。
「体調不良が続き病院に行って薬を貰いたいけど、一人で行くのは不安」そんな生徒さんがほとんどだと思います。
でも、安心してください!
WSOセンターでは、現地サポートの一環として病院同行も行います。
英語力に自信がなくても現地スタッフが診察室に一緒に入り、通訳として医師と生徒さんの間に入ります。
まず生徒さんが担当スタッフに病院に行きたい旨を伝えるか、体調不良が続いていて学校に行けていない場合は学校にも理由を説明する必要があるので病院に行き、医師に証明を出してもらいます。
今回訪れたのは、オークランドにある “Meadowbank Medical Centre” です。
ニュージーランドの医師でも色々な種類があり、何か特別な症状があったり緊急ではない場合はGP (General Practioner) と呼ばれる医師が診察を行います。
日本語で言うと、一般医や総合診療医と呼ばれるそうです。

これは入ってすぐにある受付です。
事前に現地スタッフが電話で予約を取り、到着した際に生徒さんの生年月日を伝え、初診の場合はパスポートを見せる必要があります。
ドアに書いてある「Rūma 3」はマオリ語で、英語だと「Room 3」と言う意味で部屋番号にあたります。
診察室はこんな感じです。

生徒さんと一緒に診察室に入り医師に症状を伝え、いつから症状がでているのかなどの質問に答えます。
その後に、血圧や心拍数、体温の測定、触診、舌の検査が行われ、薬で緩和されるようなものであれば、症状に合わせて薬が処方されます。
診察後は病院に行った証明を医師から出してもらいます。
体調不良であっても、連日学校を休むとなると学校へ医師からの証明を提出する必要があります。
その後は受付にてお会計を済ませます。
ここの病院では、留学生の診察料が$150でした。
病院によっては金額が多少変わる可能性もありますが、留学生は必ず保険に入っているので、診察後に現地スタッフが保険申請を行い、承認され次第返金されます。
この病院で便利なのが、薬局が病院にくっついていることです。

外から見るとこんな風で、真ん中が病院への入口、右側の赤いドアが薬局です。

病院の中から薬局の写真を撮るとこんな感じです。
このように薬局がくっついている病院ばかりではなく、病院から近くの薬局に処方箋が送られ、後で自分で取りに行かないといけない、ということもよくあります。
この病院では診察後にすぐに薬局の方に処方箋が送られ、受け取りが可能なのですごく便利です。
以上、病院同行の様子でした。
ちなみに、診察室の部屋番号のところででてきたマオリ語について、少しだけ説明しますね。
ニュージーランドでは手話を含め、英語とマオリ語が国の言語として定められているので、日常生活の中でマオリ語を目にすることは多いです。
いくつか知っておくと便利ですよ!例えばよく使われているのは、
Kia Ora (こんにちは)
Kai (食べ物、ご飯)
Whānau (家族、仲間)
Mōrena (おはよう)
Mahi(仕事、課題)
などです。
ディズニー映画に「モアナ」ってありますよね。
あれもマオリ語の1つで、「海」という意味です。
ちなみにマオリ語でウニは「Kina」というのですが、私がこの単語を初めて習った時はウニの英単語を知らなかった(Sea Urchinといいます)ので、「Kina」が英単語なんだとずっと思っていました。
ニュージーランドに来た際はぜひマオリ語も覚えてくださいね。
不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学をする生徒さんが安心して現地での生活を送れるよう、これからも一生懸命サポートをしていきたいと思います。
読んでくださった方、ありがとうございます。
不登校からのリスタート留学・スキルアップ留学に興味がある方は、ぜひ一度WSOセンターにご相談ください。

稲葉菜々花(いなばななか)。愛知県出身。ニュージーランド・オークランド在住。高校・大学を通してニュージーランドにて留学を経験。趣味はスノーボーディングで、犬が好き。最近の目標は読書をすること。